ブルベ試走と少し落車。秘境ラーメン。

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インパクトはかなり強い。

ブルベデビューすることになったんで、その試走を兼ねて、房総半島のどまん中にあるという、車でも電車でも到達が面倒な場所にある【秘境のラーメン屋】に行ってみることにしました。

始まりは、袖ヶ浦。

まだ、先日の残雪が残るなか、向かったのは毎度の房総半島。
今回も袖ヶ浦駅から更に海の近く、海浜公園からスタートです。

今日の袖ヶ浦は、曇。

ブルベってのは、平たくいうと【制限時間内に、指定されたルートを完走してくる】って自転車イベント。国際（自転車乗り）的には、かなりホットなイベントになっていて、ブルベの猛者共は
「300kmくらいじゃ、もう刺激がね～や。」
「600km行けたわ。もう、パリブレストパリ（本家フランスの1200km走るブルベの最高峰）しかねーな。」
なんて、世迷い言を吐く連中もいるとかいないとか。

BYCLCLECLUBの付録、大活躍。

そんなブルベの入り口に、今度お邪魔することになったんで、そのルートの試走を兼ねて、ルート近隣にあると言われている秘境のラーメン屋探訪をセットにした今回。
週の前半で、関東にしては大雪が降ったんで、まだ、路肩には積雪が残る状態。
行くか迷ったけど、路面はドライなので行ってみて、ヤバそうならそこで終了にしょうかな、と。

今回も、前の仮想ブルベ同様、袖ヶ浦の端っこからスタート。今日は風も穏やか。なかなか、サイクリング日和ではないだろうか。

スタート地点のアレ、ちゃんと見に行ってないな・・・

買ったばかりのWahooElementBOLTにルートラボからルートをダウンロードして、いざラーメン。

快適な冬ライド

しばらくは快調。WahooElementの機能TurnByTurnナビは、今のところ正確。
少しでもミスコースするとブッブーって知らしてくれる。

路肩はまだ、雪が残る。

ルート的には、前回の仮想ブルベのルートを辿っているみたい。軽く登って、里山を縫うように走る。高滝を通過して、また里山を縫う。

牛小屋って・・・・

「路肩の雪がアレだけど、ブルベやる2週間後にはなくなってるし、問題ねーな。」
ブルベで200km走る事への余裕も生まれ、快調に走る中、ある峠の下りで事件は起きた。

落車

ダウンヒルでスピードは落としたもののコーナーで車体を寝かせすぎて、スリップ！
「あ、グリップ亡くなった！」って思うよか早いくらいに肩と腰（の横っちょ）を打ちながら、1mほどスライディング。

このカーブを忘れない。

しばらく、空を眺めて、体が動くか確認。

起き上がって自転車の確認。ホイール回すと、渋い。
ホイールのクイックリリースがずれたのか、ブレーキアーチがずれたのか、タイヤが回らなくて、焦る。一旦ホイール外して付け直し、アーチもセンターに直し、歪みをチェック。

今度は全然問題なく回る。フレもない。素晴らしいDTSWISS！！
ありがとう高尾山と子の権現の神々！！

体の方は、肩と腰と膝の打撲、少し擦過傷。うん、問題ない。
ありがとう高尾山と子の権現の神々！！（２回め）

ラーメンは忘れない

ザックリやっちまった。。。

路肩の雪の上に腰おろして、一服。シューズカバーがバリっと破れてた。ジャージも、落ちた右腕部分は結構擦ってしまってる。
まあ、でも、それだけで済んでるんだから良かった。本当に。

気を取り直して、ラーメン屋を目指す。

平蔵という地区の信号でみなみにいくのがルートだが、ブルベの試走はここまで。
これから秘境ラーメンルートに変更。

そっからは、もう登も下りもえらく慎重に行く。
じわじわ走りながら、そろそろか、そろそろか、と思ってたらそれらしい場所に来た。

トラップを乗り越えて、ラーメン

その場所は、店の裏らしかった。だが、表に回るには小川にかかる木造の小橋を渡らねばならない。完全に人ん家だ。いいのか？・・・・いいだろ！（すみません。ダメです。）

完全に、生活用だ。

一応、声をかけながら、小川を渡る。
当然、誰もでてこないが、ラーメンを茹でている匂いは近づいている。
表に回ると、民芸調の玄関。

民芸茶屋風です。

ここが噂の「アリランラーメン」だ。

たしかに、ここまで来るには茂原駅から車で30分強。
タクシーだと軽く5000円は行くだろう。秘境ラーメンと呼ぶにはふさわしいラーメン屋だ。

店内はほぼ満席。
しばし順番待って運ばれてきたのは、かなりラー油なラーメンだった。

インパクトはかなり強い。

「これ、明日のウンチョスがまずい感じのやつかな？」少し怯む。
が、食べてみると、そんな辛味はなくて穏やかな野菜の甘さが出ているラーメンだった。
竹岡のとは少し系統が違うみたいだが、基本は動物系の出汁を取らないタイプなのだろうか。
チャーシューも柔らかくて、うまかったが、少しオイリーなので野菜の甘さが負けて後半くどく感じてしまった。

茂原を誤解してた

さて、帰り道。
おっちゃんに話しかけられる。
こういう時に話しかけてくるネタは案外同じだ。
「どっから来たのか」
「自転車で？大変だったんじゃない？」
「実はオレも昔、自転車を・・・（この人はブリジストンのレイダック）」
「ランドナーが・・・」等など
流れるような受け流しで、対応し先を急ぐ。

帰り道は、いま来た道引き返すのもいいが、マップを見ると外房線の茂原という駅がここから20km圏内にある。普通に走って1時間弱だし、驚いたことに、袖ヶ浦辺りから内房線経由で千葉方面行くのと、時間的に大差ないということが分かった。

なので、茂原に初上陸することに。
ルートは作ってなかったから、心のアプリ「自転車NAVI」で茂原まで案内してもらう。

茂原。

いや、ナメてました。すみません。

袖ヶ浦や君津のような、のんびりした駅だと思ってたら、高架ホームだし、駅ビルあるしなんかベッカーズあるし、それは内房線の駅と比べたら豊かな発展を遂げている駅だった。

いそいそと、輪行の準備を整えて、売店へ。ビールよ～し！おつまみよ～し！！
運良く快速にも乗れて、新小岩までグリーン車でボーッと。