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去年から、これ面白そうだ、と思ってたイベント。
ブリオさんと2人の参加だったが、結果的には良かった。
なぜなら、
クソみたいな坂を延々登るイベントだったから!
日光のこと、誤解してた。
日光に来るのは初めて。東照宮と華厳の滝くらいしか思い浮かばない。
でも、東照宮から周辺の神社仏閣を巡って、史跡を観て、自然を観て、今までの評価がガラガラと崩れた。それくらい、見どころあった。
(まあ、観光メインじゃないから、拝観料払うまでのめり込まなかったんだが)
抑えた宿は、温泉街にそって流れる大谷川の臨む高台にある、交流促進センターとかいう林間学校みたいな施設。
この施設もなかなか。
風呂は温泉。眺めもいい。合宿な感じなツインルームもいい。しかも安い。(一泊素泊まり5000円。)
おまけに、大谷川に掛かる橋を渡れば、街まで10分程度。素晴らしいじゃないか。
前夜祭、・・・だよね?
当日受付とのことなんで、宿のチェックインを済ませて、一路イベント会場へ。しかし、AACRと違って、かなりまばら。出店ブースも幕かかってるし。。。
「大丈夫なんか・・・」
しばらく待ってたら、宇都宮ブリッツェンの人と、マスコットガール的な人がなんか小ネタを始めてきました。TVとのタイアップの都合も合ったんですね。
一通り、小ネタを披露し、ビンゴゲーム!
商品は、米とかカップ麺とか宿泊券とか。
・・・さ、飯食いに行こうか。
ココらへんは、まだまだ改善の余地があると思う。
とにかく、飯だ。酒だ。
日光の夜。郷愁の夜。
そのルートを伝って、夕食は街のレストランバー「くじら食堂」で。日光にこんな洒落た店があることがびっくりだ。おまけに、その隣は24時まで開いてるバーその名も「宵の口(よいのくち)」。
退廃的な店内が心地よい。なんだ、この地元感。
すっかり飲んで食べて、川のせせらぎが聞こえる暗い夜道を、高台の宿目指して帰る辺りなんて、これって、郷愁だ。まあ、故郷というか、母方の田舎の風景なんだが。
合宿所に帰って、温泉入って、ロビーでブリオさんと軽く飲み直して、就寝。
これ、いい旅だ。
日光、素晴らしいじゃないか。誤解してたよ、ごめん。
スタートは快適
他のイベントと変わらず、早朝スタートなんで、昨日の夜にコンビニで買った朝食頬張りながら、着替えてチェックアウト。スタート海上はどうなっているんだろう・・・会場付近の駐車場は大賑わい。
少しホッとしながら、自転車を車から下ろして、スタート地点へ。
スタートからしばらくは市街地を抜ける。途中から並木道の一方通行に入り、木漏れ日の中ぐんぐん進んでいきます。エイドも適度な活気。なんだ、昨日の前夜祭は夢か。
鬼怒川〜川治温泉あたりは、かなり自転車で走りやすい。
今回は、普段自転車じゃ走れない鬼怒川有料道路にも乗れたり。
鬼怒川越えたあたりから、ヒルクライム開始。じわじわ高度を上げる。
高度が上がれば景色も変わる。
日光の奥はホント素晴らしい。渓谷やら峠からの景色やら。
名所の龍王峡なんかも、本当は間近に見たかったが、それは次回かな。
川治ダムで休憩。やっぱ、ダムすげえ。
一人鼻息を荒くしていました。
これ、ツール・ド じゃない。
第3エイド、手打ちそば食べたら、本格的な山岳になることはルート見て知っていた。しばらく、ちゃんと山登りしてなかったオレの脚が、スイスイ登れるとは思わなかった。
連なる走者の列に混じって、山を登る。この傾斜、風張峠か?
第4エイドにつく頃には、もう、脚はプルプルしちゃってた。
12-32Tのスプロケで来れば少しはマシになったんだろうか。。。
フルームのハイケイデンス走法でも心拍は上がりっぱなしだ。
死にかけながら第4エイドの大笹牧場に到着。
ヒツジのショーンに癒されつつ、さらなるヒルクライムに挑む。
登っても、登っても、坂。 あの曲がり角を越えたら!・・・坂。
この超級山岳からの、1級山岳・・・からの超級山岳上りっぱなしって・・・
ブエルタだよ!これ!!
ツールドとか言ってるけど、
ブエルタ・ア・日光じゃないか!!
頂上から一気に
視界がぼんやりしかけたあたりで、上を見上げても木々が見えなくなってきた。もうすぐ山頂だ。一旦下って橋を渡ったら、てっぺんにたむろする参加者がみえた。ゴールだ。。。こんなに消耗したのはいつ以来だろう。初めてのWiggle東京グランフォンドで登った風張峠か。いや、クロスバイクで登った伊豆大島の峠か。
とにかく、出し切った感ハンパねー。
山頂というべき六方沢橋付近展望台からは、サポートライダー先導で10km強のダウンヒルを5-6人で下る事に。サポートつくところが、安全に配慮している感じで、非常に安心。
しかし、我々のチームはみんな上級者なのか、途中の休憩所もスルー。
10kmブレーキングしっ放し。いい加減、手が痺れた。。
頂上付近のダウンヒルは、かなり寒かったが、徐々に気温が上がってきて、ダウンヒルの終わりがみえたあたりで、丁度、宿への道すがら通った場所に差し掛かる。
ソロモンよ、私は帰ってきた!
なんて心で叫びながら、なんだか分からないが少し感動した。
素晴らしいよ、日光
朝方通った道を、ゴールに向かって駆け抜け、無事ゴール!いやはや、ブランクある身体には厳しいルートだったけど、
終わってみれば、素晴らしいイベントだったな、と。
前夜祭とのギャップも計算のうちなんだろうか。
これじゃ、また挑みたくなってしまうな。