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キャンプと自転車の関係。(その2:鈍る身体と、映え)


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霞ヶ浦大橋

こういう映画のワンシーンあるよね。


つくばワイナリーでの「BIKE&CAMP」を堪能し、一路土浦駅周辺へ。
これから第二幕だ。

駅前駐車場に車を停めて、久々のライド。行き先は霞ヶ浦の途中にある【映え】スポットらしい。往復40kmとのことで
「まあ、ブランクのある身体にもそこまでヘビーではないかな」なんて思っていた。

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時速20km。

・平均20kmくらいで、回していくとかなんとか言ってたけど「まあ、ブランクのある身体にもそこまでヘビーではないかな」と山歩きで培った体力を信じていた。
ga, amakatta.(が、甘かった。)

霞ヶ浦

暮れなずむ霞ヶ浦湖畔を、ゼエゼエ言いながら振り返る。


いざ走り始めたら、もう、いろいろ想定外が押し寄せる。
「時速20kmて、こんな早かったっけ?」
「こんな“もがい”たっけ?こんな心肺やられるっけ?」

なんか全然走れなくなってる自分にショックを受けると同時に、
やっぱ登山とは使う筋肉が違うんだなーと不思議な納得も芽生えつつ、
ヒューヒュー言いながら、二人についていく。

向かい風も手伝って、ブランクの塊でしかない俺は、ポタリングなのに自分を追い込むというストイックな一面を勝手に見せ始めた。

映え。

だいぶ突き放されながらも、ブリオさん達を視界には入れながら命を削ってペダルを回し続け1時間弱。なんか、湖畔に大きな橋と展望タワーみたいなものが見えてきた。

霞ヶ浦

ほぼ加工無しで、このグラデーションはヤバい。


霞ヶ浦大橋は雄大だった。遠く筑波山を望む大橋は確かに絶景スポット。そして展望タワーのある霞ヶ浦ふれあいランドの脇、湖岸の行方市物産館で休憩。なかなか興味深い食材が目白押しだったが、今回はリュックもまともに持ってきてなかったので、お預け。次回はしっかり買い込みたい。

紫の残照。そして命の灯は消えかけ、壁を超える。

休憩終わって、外へ出てみれば素晴らしい逢魔が時。紫の残照と夜の帳が重なって、なんとも綺麗なグラデーションを生み出していた。

霞ヶ浦

右が、夕日。左は夜の帳が下りている。不思議空間。


霞ヶ浦

今日は満月。


紫が黒に変わっていくすがら、またも自分を追い込みながら土浦駅へ向かう。心が折れそうになったときには、土浦市街の明かりが煌めいて見えたあたり。「やった。俺は壁を超えた。」

ばんどう太郎。

HP3くらいの状態で、駐車場へ到着。
ライド後の反省会兼エネルギー補給は、ブリオ家御用達のお店。

ばんどう太郎

うなぎの店かと思いきや、味噌煮込みうどんのお店。坦々風味も美味い。


店の名はばんどう太郎。味噌煮込みうどんが主力の、北関東を平定しているファミレス。すべてが枯渇した体に味噌煮込みうどんは、美味いもの以外の何物でもない。生き返った。

総括として。また1から荒川土手走ります。

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