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やっぱり船旅、・・・いい！
お盆休みに少しくらい自転車で遠出しようと思って、軽い気持ちで企画したんだけど、結構面白かった。完全な「一周」にしなかったのは、あれだ、もしものためだ。
集まったのは、モリアーノ、セガッティとセガッティの知り合いブルベ先輩とオレ。
当日は、まあ、行けなくもない霧雨。
集まっちゃったんで、行くしかないでしょ。
予報では、午後には止むらしいんで、フェリー乗る頃には止むでしょうと、ひとまず、スタート。
ブルベ先輩と合流、フェリーと邂逅。
ブルベ先輩と横浜近辺で待ち合わせになっていたんで、まずは、横浜を目指す。休日の第一京浜をひた走る。
蒲田を過ぎ、多摩川越えて川崎入った辺りの道が結構交通量多く、しかも、分岐のレーンで一車線またぐときが何回かあって、ちょっと危なさを感じつつ、しかも、雨脚はたまに強くなってみたり、かとおもうと止んだりで、気持ち的に口笛吹きながらという訳にはいかない感じ。
横浜着く頃には、本降り近くなってきてた。
みなとみらいで、ブルベ先輩と合流。
挨拶もそこそこに、ひとまず、フェーリー乗り場の久里浜向けて走り出す。
ブルベ先輩のルーラーのような強力な引きについていきながら、気がつけば横須賀。
更に観音崎を経由して、久里浜へ。まあ、天候の生などもあり、予定よりは遅かったけど、想定内。
フェリーへの乗船は、一般の乗客と違い、入庫タラップのある船首から。
ああ、釧路行きのフェリー思い出すなー。
このタラップ移動が、いいよね。
結構広い車両置場。
固定方法、効率良い。
船内は、地方の観光ホテルのロビーのよう。
横須賀海軍カレーパン食べたり、乗り場前にあったコンビニで買った食料を貪ったり。
地方のビジホなラウンジ。
落ち着いたんで、ブルベ先輩の話を聞いてみると、けっこう乗られている方だった。
なんでも、バリブレスト完走してたり、600キロくらいのフレーシュやってたり、まあ、鉄人すね。でも普段はデスクワーク。
東京湾、かなり船が走ってます。
そんな話をしていたら、もう、千葉県。金谷港に到着。
見渡す景色も、神奈川とは違います。そびえる鋸山と、漁港。うん、千葉県だ。
なんとも、千葉な風景。
少しうれしくなりつつ、お昼どころを探して、北上開始。
いや、ほんと、昼飯（穴子）が食べたいだけなんです。
ホントは、金谷港近くの海鮮食堂か、竹岡式ラーメンのはずだったけど、食堂もラーメンも、えらい盛況で待つ時間が惜しい我らは、周辺で食事できるところを探す・・・きた！モリアーティ！ いい感じの食事処を発見してくれた。
しかも、電話したらもう、閉店しているところを県外の方だから、とわざわざ開けてくれるという。もう、持ってるなー！モリアーティ！！
食事処は、少し路地を入った川沿いに凛とした佇まいを見せていた。
「え？ 料亭？ 俺ら、レーパンとかジャージとかだけど。。。しかも、泥はねてるけど。・・・大丈夫？？」
しかし、もう、後には引けない。
あなごフェアの幟も、この空腹を応援している。入るしかない！
こんな風景見ながらいただくのは・・・
お座敷に通され、穴子丼をいただく。
香ばしく焼かれた穴子に煮詰めを塗ってある。風味はいい。焼いた分ジューシーさは、煮穴子に比べて今一つだが、これはこれでいい。
焼き穴子は、そこそこクリスピー。
雨に濡れる川面を眺めながら、なんかここに泊まりたくなる衝動にかられながら、最終チェックポイントとも言うべき、木更津の江川海岸からフォトジェニックな電信柱を見るため、午後になっても止まない雨の中、木更津を目指して、ペダルを回す。
江川海岸についたのは夕暮れ。が、曇天。
晴れなら夕日にむせぶ工場地帯へ続く、海上を走る電信柱・・・
という感じのインスタ映え必至な風景が眼前に広がる。
確かに、不思議な光景だ。
この海中電柱は
沖合にアサリ密漁の監視所があり、その監視所に電気を送るための送電用の電柱が遠浅の海岸線に立てられた（木更津市観光振興課）
ものだとか。
不思議な光景を後に、ゴールをどうするか、そろそろ考えなきゃならない。
何故なら、今回は【まあまあ一周】だ。当初から「ナイトランになる前に、輪行して帰る」としていたんで、今が19時近くと考えれば、ここ木更津で今回はゴールにしてもいいだろう。なにより、前回までは気付かなかったが駅近くに温泉がある。
うん、今回はここまでにしよう。
多摩川まで走っていくという鉄人ブルベ先輩を見送りつつ、残りは温泉で汗を流し、駅前のラーメン屋で、小さく反省会。
電車の乗り込んでからは、この秋以降のライドの計画なんかを話つつ、流れ解散。
この時すでに、木更津から自宅までの補完ライドは決まっていた。
（つづく。）
