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素晴らしい夕焼けに乾杯
とういうわけで、この前、初めてブルベと言うものに参加してみました。
完走から先にいうと「人をあやめる気満々だな、おい。」って感じでしたね。
でも、この前の勝手ブルベよか全然（心が）楽だった。
やっぱり、早朝は苦手
朝5時前に起きて、身支度済ませ、始発に近い電車で一路袖ヶ浦へ。心から冷える駅前で、輪行を解き、会場である港の端っこの公園へ向かう。
そう、今日は初めての、ちゃんとした、ブルベに参加するのです。
7時30分近くに、公園のブルベ受付に。
そして今日のコース説明や、簡単にルール説明。
ブリーフィング風景。基本的なルールを教えてもらう。
その後は、緩いウェーブスタート。8時10分スタート組だったけど、なんか、集まってんのか何なのか、スタートしていいのかどうなのか、非常に判断難しい感じな緩さだったんで、勝手にスタート。
第一PCまで順調。
先日試走してあったおかげで、大滝街道までは非常にスムーズ。うん、試走って大事だな。いつの間にか単独走行になってて、少し心細かったが、たまーに他の参加者とランデブーしたりしながら緩いけど、かなりハイペースで進む。前回落車した下りのヘアピンで、思わず「オラァ！」と意気込んでみたりしつつ、順調にクリア。
大多喜街道入口の平蔵地区を過ぎ、結構いいペースで、第一PC（Point of Control=チェックポイント）に到着。
大多喜のデイリーストア、ブルベ御用達らしく、分かってらっしゃる
先に出たブリオ夫妻になんとか追いつき、ここから協調体制に。
観光し、ちょい迷い、海へ。
大多喜街道を勝浦へ南下する。途中で引っ張っていたと思ったブリオ夫妻がいなくなって、焦る。まあ、そのうち合流するだろうと、途中の酒蔵を覗いたりしつつ、先を急ぐ。
大多喜周辺には酒蔵が数軒あるんで、次回は是非！
その先で、少し迷っていたら、他の参加者も同じ道でウロウロし始める。
「登るんじゃないですかね」「いや、このまま橋くぐった先の交差点だよ」なんて、見知らぬ同士で同じ目的地について談義するとか、面白い！
結局、橋くぐるルートが正しいト判断。みなそちらに流れる。
「結構、ややこしいすねー」なんて、信号待ちで隣り合ったおじさんブルベライダーに話しかけたり。
そこからしばら下ったら、海岸線に出た！ 静かな入江は伊豆大島を思わせるような風光明媚な場所だった！ 先行してたブリオ夫妻が写真撮りまくってた。
伊豆大島行きたくなる、静かな入江
エレガント その1
勝浦から鴨川への道は、非常に走りやすく、天気も良かったんで絶好のブルベ日和だった。勝浦といえば、日蓮聖人の誕生寺があったりとちょこちょこ観光ができそうだ。今度は是非、チームオチューシャで訪れてみたい。
誕生寺。
鴨川を過ぎて、館山へ向かう辺りから、風向きは強烈な向かい風になる。
もう一度泊まりに行きたい鴨川グランドタワー。
中間の千倉辺りからは、房総の神々が行く手を阻んでいるとしか思えないような暴風。必至にブリオ夫妻を引っ張るが、オレも気を抜けば風に持ってかれる状況でクライミングさながらのシッティング。
それはもう、エレガントな山岳クイーンステージそのものだった。
ひたすら走る。
まるで里山が侵入を拒むような暴風だった。煽りまくられ、平地だけど、インナーローに近いギアで、ひたすら耐えこぐ。そのうち風が弱くなり、wahooのキューシートも第2CPが近いことを教えてくれた。「あそこ曲がれば、CPだ！」
耐えてきた抑圧から解き放たれたように、第2CPで食った。が、当初の予定でお味見するはずだったピーナッツソフトは、寒さで無理。次の機会に。
CPから先、アップダウン越えつつ、館山の海岸線に出る頃には、風邪もだいぶ収まり走りやすくなってた。さあ、一気に金谷抜けてフォトコントロールの富津まで行こうか！
保田を越え、鋸南の辺りで素晴らしい夕日が見れた。ブリオ夫妻と夕日フォトを撮りまくり、少し貯金を使う。
素晴らしい夕焼けに乾杯
いい夕日。
ああ、沈む。
その後、忘年ライドの甘い記憶を蘇らせながら上総湊駅周辺に着く頃にはとっぷり日が暮れて、富津のフォトコントロール場所、富津公園に入る頃にはまた風が強くなってきていた。
珍走団がいたんで、少しビビったが、フォトコントロールの場所は、ブルベ関係者しかいなくてホッとした〜。
けたたましいバイクの音で少しビビる。
日が暮れてからの、ドッペルギャンガのライト、バイクガイの身にテールライトは非常に役立ちました！
さ、ひとまず木更津！ その後は、もうゴールだ！
エレガント その2。そして、エール。
黙々と木更津までをひた走る。木更津越えたあたりで、エレガントな暴風が、再度お出迎え。他の参加者も、タイムアップを恐れてかどんどん前に出始める。ゴール間近の袖ヶ浦付近の湾岸地帯に入り、風は更に勢力を強める。まるで、山だ。千倉の暴風もすごかったが、海際の暴風もなかなかの暴れっぷり。
少しローテーションを組める用に練習したいと思ったくらい。
耐えに耐え、いくつか角を曲がったら、見慣れたソテツの木が！
叫びたいくらいのゴール
見慣れたソテツ並木のストレート。ラストに相応しい超級の向かい風。ブリオ夫妻を引っ張ろうと前に出たけど、なんか、オレだけ飛び出してた。。。残り200m近くでダンシング。面白いほど進まない。漫画シャカリキ！に
「風に抗った者だけが、辿り着ける」
って一節を思い出して、がむしゃらにダンシング。その中、もうゴールして帰路に着く参加者から「もう少しだぞー！がんばれー！！」なんてエールをもらい、久々に鼻の奥がツーンとする感動を味わう。
感動引っさげて、渾身のダンシングでゴール！！
不思議と体力はまだ余ってた。ゴールの瞬間も、誰もいなかったんで、「おっしゃー！」とか大声出してたし。
芝生に自転車倒して、受付にて認定作業してもらう。
「いやー、実にエレガントでしたわー（棒）」
なんて軽口叩きながら、自分で自分の労をねぎらう。
ブリオ夫妻もフィニッシュして、ご褒美のロールキャベツ頬張って、一旦解散。
丁度駅に着く頃に快速が来るんで、それに乗れるようスタート。
駅に着いても、やはり暴風。
輪行準備にかなり手間取ったが、ギリギリ快速に間に合い、自販機で買ったビールをプシュー！
200km、風光明媚、夕日、暴風、エール、そして、帰りの電車でのビール。
いや、ブルベってやってみるもんだね。
300km位はいけるかな（風がなければ）。
