本当の大菩薩峠

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頂上付近の風速は17m/s。

何故か、大菩薩峠には縁がなかった。

1回目は、入る温泉を塩山側に設定してしまったため、頂上から3時間近くも延々と下りが続く修行のような山行で、嫁がブチ切れ、からの心神喪失。

2回目は、ひげ登山部のメンバーとだったが、霧雨と小雨のアンサンブル。
まあ、これによって雨の山行も（場所によっては）悪くない事に気づいたので結果オーライ。

3回目は今年の台風オールスター襲来で、中央線の路線が崩落。最寄り駅からの道も崩落。
延期を余儀なくされる。

そして満を持して、真の3回目。天気予報は快晴。頂上付近の風速は17m/s・・・

17m/s

かなり強い風であることは間違いない。
【風速17ｍ】で検索すると、干してる布団が、風の力で水平になるシーンとかが上がってきた。

もちろん、チーム内でもかなりざわついたが、天気がいいのでひとまず行ってみようと。
なかなか肝が座ってきたらしい。

待っていたのは絶景。

登山口までは、崩落箇所もどこだったかわからないくらい完全に修復されていて、難なくいつもの登山口へ。

じわじわと登り始め、分岐のある山荘【ふくちゃん荘】で一旦休憩。



そこからは、午後になるほど風が強くなる予報から、先に山頂目指す唐松尾根コースで登ることに。

これが大正解。

【すごーーーーーい！！】

チーム全員から感嘆の声が上がる。



いやはや、ずっと見ていても飽きない絶景。
3回目にして、百名山大菩薩嶺の何たるかを知った。



 

眼下の塩山市周辺は、水墨画。こんな絶景を背中に俄然やる気が出た感じで、
ほぼコースタイムで雷岩に到着。ささっとスルーして、大菩薩嶺山頂へを目指す。





 

 

 

山頂付近は、残雪も新鮮な感じ。



地味な山頂なんで、こちらも程々にして大菩薩峠へ。
雷岩から大菩薩峠までは、なだらかな稜線を下っていく。



風速17m/sに恐れおののいていたが、
そこまでの強風とは感じませんでした。

素晴らしい景色を堪能して、大菩薩峠へ到着。



あとは、何度か通った道。下れる程度に乾杯して下山。
もちろん駅へ直行なんかしないで、まずは温泉。

こちらの天目山温泉は、トロトロしたお湯で肌がすべすべになりますよ！



ぽっかぽかに温まったあとは、こちらも毎度お世話になってる駅前の居酒屋【雅】で反省会。
過去一番良かった大菩薩を思い返しつつ、ガッツリ飲みました！







 

 

 

最初は登らせるが、稜線に出てからが素晴らしい大菩薩嶺。
年一回くらいは訪れたい山です！