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八ヶ岳苔の国、強行ピクニック


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八ヶ岳 白駒池周辺

秘境感バツグンのうねり。



どうも。9月の連休に人いなさそうな森に行こうと、八ヶ岳の苔しかないような森をピクニックしてきましたよ。

(自転車は来月くらいかな。)
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降るか、降らんか。

アメリカヤ

車窓に突如現れた、なぞのアメリカヤ。ミッドセンチュリーな内装なのか。



降りそうな降らなそうな天気の中、半年以上振りに特急列車に乗って一路茅野へ。

甲府駅あたりでかなり激しい雨が降ってきて、ちょっと怯んだけど雨雲レーダーさんによれば通り雨だって言うことで、特に心配もせず朝の弁当をむさぼっていたら、いつの間にか茅野駅。2時間くらいか。

八ヶ岳のどっかに登るときは、大体この茅野駅が起点となるらしく、降りたら結構な数の登山者がバスを待ってて、既に【人いなさそうな】という条件は崩れ去った。

標高2000mの苔。

標高2000m

この高度計とルート確認にしか使ってない、高機能アウトドアウォッチ。



バスターミナルが、激混みだったんで、また怯んだけどバスに乗ったらどうやら椅子に座れる人数分しかきっぷを発売しない仕組みになってたみたいで、そこまでの【密】は感じず、よくわからない安心の中ウトウトしながら、バスは標高を上げていった。

気づいたら、なんか寒いんで時計の標高機能見たら2000m近くまで来ていた。

程なく終点の「麦草峠」に到着。駐車場の横に麦草ヒュッテがドーンと鎮座。

麦草ヒュッテ

山小屋然とした風格あるヒュッテ。ちなみに宿泊客用のお風呂もあります。



水神

この標高2000mでも、水神の加護。





「あー、山に来たわー。」としみじみ実感。2000m超えまで交通機関で来れるのはいいやね。お店覗こうかとも思ったけど、初めての八ヶ岳を眼前に、テンション上がってそれどころじゃなかった。
ちなみに気温は18℃前後。薄い起毛のジャケット羽織って、丁度いいかな。身支度整えて行動開始しましょう。

まさに苔。人外の森。

八ヶ岳 森

これだよ。こういうのが見たかった!



道標に従って、まずは白駒池方面へ。当初の目的だった森の中へ入っていきます。道もしっかり整備されていて、迷うことがまずない感じが更にピクニックな気分を盛り上げます。

八ヶ岳の森

一つ一つの苔がいい。まさに、世界に一つだけの苔群。



八ヶ岳の森

苔もすくすく育つ環境です。



ピクニック気分は盛り上がるが、周囲に音がない。
自分と同行の嫁さんの息遣いと足音しか聞こえない。

ピクニックというか、自分との対話になってきた。

八ヶ岳の森

自分がなんで生まれて、どこへ向かうのか、何になれるのか。船はどこに行くのか・・



この道自体が車道と並行して走っているんで、そのうち車道に近づいてきて車のエンジン音も聞こえるときも出てきた。小一時間かけてようやく文明の匂いを感じ取って、ピクニック気分がまた顔を出してきた。

苔最高! 俺たち行くならピクニック!

八ヶ岳の森

急に、フレンドリーな遊歩道になりました。



車の音がし始めて、程なくして白駒池への分岐に到着。この先の車道脇には駐車場があって、そこから白駒池までは、木道も整備されていてピクニックというか散歩感覚で行けてしまうルートに変わる。

八ヶ岳の森

フレンドリーだが、苔レベルはMAX。



木道より先は、さらに苔密度がマシマシ。キノコもマシマシ。
一面緑に覆われた世界に、観光客登山客もかぶりついて苔をファインダーに収めている。

気づくとバスの中くらいの【密】になるエリアも。苔人気の高さが容易に窺える。

八ヶ岳の森

苔とキノコの饗宴。これはもうアートだ。



八ヶ岳の森

こういう料理があってもおかしくないと思う。



八ヶ岳の森

こぢんまり。



一日に、こんなに苔をたくさん観察したのはいつ以来だろう。雨の大菩薩峠か、御岳山(みたけさん)かな。そんな事考えていたら、林の向こうに水面が見えてきた。さらに進むと、昔ながらな趣の山小屋「青苔荘(せいたいそう)」も現れた。

青苔荘

行きの青苔荘は、かなり混み合ってたのでパス。



この山小屋はテントサイトもあり、この日も色とりどりなテントでテントサイトは8割位埋まっていた。

青苔荘テントサイト

ここ、絶対泊まりに来る。誓う。



少し休憩しようかと思ったけど、登山クラスタと観光クラスタが入り混じって、かなりな込具合だったんで残念だが後回しに。こっからは白駒池を眺めながら、苔を眺めながらの、ハーレム状態が続くことになる。

八ヶ岳の森

お、そろそろ湖岸に近づいてきた。




苔丸くん。

八ヶ岳の森

緑と水。ああ、行きてるって素晴らしいなとこの時だけ実感。



青苔荘から先は、ドンドン白駒池に近づいていくルートだ。緩やかなアップダウンを繰り返しつつ、時折、湖岸に接近したりして、目を休ませてくれない。
このあたりから、晴れ間ものぞいてきて白駒荘に近づく頃には、青空も見えるようになっていた。もう、こうなるとピクニック気分全開だ。

やっぱり、ピクニック最高です。

白駒池

今日イチのベストショット。よく天気回復したな。



白駒池

非常に映える湖岸が多くて、なかなか前に進まない。



白駒荘

新築の雰囲気がまだある、かなりキレイなロッジ。



白駒荘は最近、新家屋を建て増したらしく旧館の隣に洒落たテラスのある新館があり、僕らもそこでランチ休憩に。

売店には、小学生くらいのテキパキと接客する少年が客をさばいていて、その手際の良さにちょっと驚き、ビールやらおでんやらで、フワリとした気分になろうとしてる自分が少し後ろめたくなった。

そして、さらに衝撃だったのが白駒池一帯の苔ワールドのイメージキャラが存在していたことだ。その名は「コケ丸くん」。ポンキッキーズのムックの幼生時代を思わせるふわふわキャラで、スギゴケっぽい触覚が生えている。いや、スギゴケなのかもしれない。

コケ丸くん

将来は」ゆるきゃら選手権狙うのか。



そのコケ丸くんグッズの豊富さに驚愕した。今の時代必須のマスクから登山家の心をわしづかみにする、手ぬぐい、Tシャツ、ピンバッジ、シール等など、こんな苔の生地で苔丸ビジネスが浸透していることに、ショックを受けた。

苔、堪能。

白駒池

もう少し波が穏やかなら、どっかの登山雑誌に持っていきたいレベル。



白駒池は、一周約30分。青苔荘から白駒池で15分、そこから青苔荘まで15分な感じかな。
苔と晴れ間の湖を眺めてたら、あっという間に青苔荘へ。

観光客も途切れた頃らしく、こちらで少し暖かいもんでもいただくことに。

まだ13時すぎだったけど、座って休んでると結構寒い。ユニクロダウンでも羽織って丁度いい感じなんじゃないかと思うほど。

寒さに抗えず、苔ビジネスの産物「コケ丸くんラーメン」を食べて、体を温めた。

青苔荘

噂のラーメン。自然の中だからか、かなり美味しかった。味噌が身体に染みる。



ラーメン食べて、温まった勢いでゴールの麦草峠までガンガン進む。白駒池駐車場への分岐を過ぎたら、また自分との対話になる。風の音すらない。

八ヶ岳の森

また無音の世界。今度はキノコとレーゾンデートルについて語り合う。(意味不明)




山のセイレーン。

八ヶ岳の森

ヒュッテに戻る頃には、雲が厚くなり始めてた。



麦草峠に着いて、自家焙煎のコーヒーをすすりながら帰りのバスを待ってると、平原の上の方から、女性オペラ歌手のような甲高い歌が聞こえてきた。しかし、上の方を見ても人影はない。

しばらくすると、練習っぽい感じなのがわかったけど、やはりどこにいるのか分からない。しばーらくすると、上の方の林から女性がストック突きながら降りてきた。と思ったら、おもむろに歌い出した。正体判明。

自然と一体になりながら、自分の歌声に包まれる。いいではないか。全然どんな方かはわからないけど、これからも頑張ってください。

リピート決定な苔世界。

八ヶ岳の森

はい、また来ます。何度でも行きますので。



バスも到着し、座った途端に熟睡。気がついたら、茅野駅近く。
駅について土産物屋を冷やかしてたら、謎の留守電が数件入っていた。しかし発信元は実家だ。とりあえずかけ直したら、親から「メロンがあるから取りに来い」との司令だった。

その司令で旅の終わりを感じつつ、朝に気になってた立ち食いそば屋で極上なそばを啜ったら、もう帰りの列車が来る時間。なんだか、今日はすべてタイミング良かった気がする。

列車の中で、仕入れたワイン飲みながら今日を反芻。
いや、ここは一日日帰りじゃもったいないなと。次はテント担いで周辺の山を登りつつ、苔にまみれつつ、ぐらいで丁度いいんじゃないかな。

特急車内

寒くて飲めなかったワインを特急の座席で味わい、次のテント泊を妄想。



余裕があれば、一駅足を伸ばして、上諏訪の酒蔵めぐりをセットにしてもいい、というか是非そうしたい。

あ、なんか、うまくまとまったな今回は。

<了>
飲んでるワインはこちら。パウチなんでアウトドアに持ってこいなヤツ。
酸味のあるフルーツ、柑橘系。瑞々しい果実の甘さも。アマゾンでは9本パックになります。すぐ無くなるから問題なし!

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